こんにちは、介護旅行・介護タクシー「ひなたの風」です。
ゴールデンウィークも本日で最終日ですね。
尼崎市の天気は曇りです。
素敵な一日をお過ごしください。
さて、本日は行動・心理症状(BPSD)のなかでも「ものとられ妄想」についてです。
症状:周辺の人が疲弊する「ものとられ妄想」
(中核症状)大切なものをしまい忘れる
→普段と違う場所にしまい、そのことを忘れる。
この時、、、
自立心が強い性格→心ならずも家族に迷惑をかけている状況。
人に頼らず、自立して生きていきたいという気持ちから、
「自分が忘れるはずない」という思いが現れます。
その結果
ものとられ妄想→あったものがない!そばで世話をしてくれた人が盗んだ!
☆なくし物がでてくればそれでおさまる妄想ですから、
周囲のひとはあまり深刻にならず、疑われている介護者が疲弊しないよう、
心理的な支援をすることが大事です。
こういう妄想は時期が来れば自然にみられなくなるケースが多いです。
「ものとられ妄想」がより複雑な妄想になることも。。。
妄想的になりやすい素質を持った人にストレスがかかったとき、
単純な「ものとられ妄想」から、「家の財産を狙っている」とか、
「家を乗っ取られる」といった妄想に発展します。
これらには「妄想的になりやすい」という素質が
深く関与している場合がありますので、
妄想を治療する抗精神病薬が効果を上げることが少なくありません。
☆単純なものとられ妄想には、訴えがオーバーだったり、
執拗だったりするときは、
妄想の対象となっている人を守るためにも
本人の症状を軽減するためにも、
認知症をよく理解している専門医に相談する事が重要です。
私も現場で働く中で、「ものとられ妄想」の症状があらわれる方も
いらっしゃいました。
自立心の強いかたが多いように感じます。
一緒に探すことも多いですが、
ご本人にとっては、ものがとられてパニックになっていますので、
気持ちに寄り添って、ケアさせて頂こうと心掛けています。
本日は、「ものとられ妄想」にいつて記載させて頂きました。
次回は「徘徊」の原因についてすこし書かせて頂こうと思います。
先月の日経新聞にも「徘徊」という言葉の
見直しに関する記事がありました。
確かにご本人にとっては、何か目的があって行動をしていますので
「徘徊」をしているわけではないのです。
ブログでは便宜上「徘徊」という単語を使わせて頂きますが、
ご了承いただきたくお願い申し上げます。
いつもブログを読んで頂きありがとうございます。
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よりお聞かせください。宜しくお願いいたします。