コロナ下で入院している家族様との面会が出来ないことがおおい。そんな中、介護タクシーの車内が面会室のような役割を果たしています。

コロナ感染症拡大以降、高齢者施設に入居中の方や入院中の方が面会禁止が続いています。

「お父さんは、どんな様子だろうか?顔を見て話をしたい。」そんなお声を聴くことがしばしばです。

本日のお話は、そんな病院の面会禁止の中、介護タクシーの車内が面会室になるんだと改めて感じたお話です。

介護タクシーひなたの風では病院から病院へ移る(転院)のお仕事をご依頼頂くこともあります。

病院かあらの転院では、重度の症状の方は車椅子ではなく、ストレッチャーでの移動をすることもあります。

先日は、ストレッチャーを利用して病院から病院への搬送をさせて頂きました。

アルコールでの車内アルコール消毒とストレッチャーの準備を終えて、ストレッチャーを看護師さんへ預けてしばらくすると、看護師さんとともにストレッチャーに横になったお客様が降りてこられました。

キャラバンに乗車介助させて頂きました。

奥様と娘様2名のご家族様3名が同乗しての移動です。(キャラバンでの移動)病院の看護師さんたちの笑顔でのお見送りを受けて、車両は出発しました。

車内では娘様がお父さんへお声掛けされていましたが、なかなか反応がない様子です。

それでも、車内では娘さんがお父さんへの声掛けをつづけていました。。

30分くらいの移動時間でしたが、到着間際に、、、

「お父さん、今反応があった。話しているのが分かっているんだわ。」と娘様の目には喜びの涙がキラリと光っていました。

転院先の病院に到着後、病院のベッドへの移乗介助を看護師さんと一緒に安全に移って頂き、家族様に挨拶をして、無事に搬送完了しました。

車内の様子をみていて、病院で面会できないなか、介護タクシーの移動時間が貴重な面会スペースとなることを再認識しました。

コロナ禍以前では気づけなかったと思います。

介護タクシーの車内を清潔にして、気持ちよく家族様どうしが久しぶりに再会できるように

心掛けてまいります。

※写真は新阪急ホテルへお客様を送らせて頂いたときのものです。